ガブリエレ・コランジェロは1975年2月27日、ミラノでアーティストの家系に生まれ、一族が運営するアトリエで、特に毛皮を用いた作品の制作を専門に、デザイナーとしての歩みを始めました。彼の生み出す作品にはサルトリアへの深い造詣が基本にあり、それは確かな加工技術と、優雅でしかもこだわりを大切にする職人気質をバックにした素材へのアプローチによって、より豊かなものとなっています。
またイタリアン・モード協会が主催するコンクールにおいて若くしてファッション・スタイリストとしての奨学金を獲得し、ファッション界における重要で知名度の高い数々の経験を積んできました。4年にわたりイーティーエッレ社と共同でヴェルサーチェ・ジーンズ・ドンナのラインを手がけた後、メゾン・ヴェルサーチェやロベルト・カヴァッリとのコラボレーションでジャスト・カヴァッリ・ドンナのプロジェクトに参画、またマリエッラ・ブラーニ・ファッション・グループにおいてはアムレーティ・J.のラインでアート・ディレクターとして活躍しました。
ガブリエレ・コランジェロ・レーベルは2008年2月にカプセル‐コレクションを発表してデビューし、この新進デザイナーは生来の職人的な毛皮加工の技術と卓越した縫い取り技術を披露しました。
同年7月にはアルタ・ローマとヴォーグ・イタリアが共同で創りあげたコンクール、“フー・イズ・オン・ネクスト”の審査員会でガブリエレ・コランジェロの才能が高く評価されました。
この新進デザイナーの作品はエレガントでしかもディテールにこだわったコンセプトを極めて革新的な方法でまとめ上げているばかりでなく、彼を支える企業に対しては“メイド・イン・イタリー”の優秀さを尊重しつつも、新しい技術や加工方法を試みる可能性を提示しています。